時代の最先端を走る仕事であるがゆえ、フリーランスエンジニアにはさまざまな不安がつきまといます。
一昔前は技術の進歩についていけるか不安だという人が多かったものの、最近はそうした不安を持つ人の数が減少傾向にあるようです。
IT機器の性能の伸びに鈍化がみられていることが理由として挙げられます。
昔は5年前のパソコンともなると使えませんでしたが、今なら5年前のものでも、高性能でパーツの故障でもなければ十分に使っていくことが可能です。
処理速度を高くするより、性能はそのままでも消費電力を低く抑える方向にCPUメーカーが舵を切っているせいでしょう。
ソフト的な面でも進化は緩やかになってきており、しばらく先のことまで見通せるようになりました。
そのため、昔のように急に今の仕事がなくなってしまう可能性は低いです。
その代わり、人工知能が発達してきたことに不安を感じる人が多くなってきています。
まだまだ人工知能といってもプログラミングまではできませんが、将来的にはできるようになると考えられているようです。
そうなると、プログラミングコードを書く職種はお払い箱になってしまう可能性があるかもしれません。
機器の設置や運用、メンテナンスは人が行わなければならないかもしれませんが、コード記述については人工知能に任せられる部分が出てくるでしょう。
そのため、プログラミングができる人はまだしも、よりシンプルな作業を任されているテスターのような職種に就いているエンジニアは、人工知能への恐怖が人一倍大きいでしょう。