フリーランスが業務委託で気をつけるべき違法行為

フリーランスエンジニアとして業務委託の仕事を行う際は、自分の権利についてしっかりと知っておきましょう。
仕事があまり見つからない場合、どうしても仕事を得るために、自分にとって不利な条件を飲んでしまう人は多いでしょう。
一番多いのは、業務委託にもかかわらず、契約先の職場に対して場所的や時間的な拘束を受けてしまうことです。
業務委託の人間は、基本的には納品する仕事の成果物を持ってして契約の履行とみなすものです。
そういった立場だからこそ色々な仕事を受けて不安定な身分ながらも自由さがあり、また大きく稼げる可能性も出てきます。

しかし、毎日同じ会社に出勤し、1日8時間などの労働を契約に盛り込まれていては、派遣社員などとほぼ同様の環境や待遇になってしまいます。
これは違法行為であるので、しっかり自分の権利を主張し、不要な拘束を避けるようにしましょう。
もちろん打ち合わせなどで会社に赴く必要は業務上ありますが、決まった時間の拘束は会社側は本来できません。
会社側がこれを意図的に行っている時と、知らずにやっている会社もありますが、契約内容についてはできるだけ最初に細かく確認をしておきましょう。
業務を委託して働く人間は、もちろん成果物を納期に合わせて納品しなくてはお金はもらえませんが、そのために一定の場所で勤務を強いられる必要はありません。
業務委託を行う際は、仕事だけでなく契約やトラブル事例などの知識を予め身に付けておき、自衛できるようにしておきましょう。